今日は新橋演舞場で行われている、大竹しのぶさんがご出演の「華岡青洲の妻」を拝見して参りました。
♪(๑ᴖ◡ᴖ๑)♪
華岡青洲と言えば、我がふるさと和歌山の誇り、麻酔薬を開発し初めて全身麻酔で乳癌の手術に成功した偉人です。
ずいぶん前に杉村春子さんと江守徹さんがご出演の「華岡青洲の妻」を拝見した事があり、その時も感動しましたが、やはり演じる役者さんが変わり、演出が変われば全く違うお芝居を観るようでした。
大竹さん演じる加恵は、波乃久里子さん演じる姑と張り合うかのように、麻酔の実験台となり何度も麻酔を受け、いつしか眼が見えなくなりますが、乳癌の手術に成功するまで華岡青洲の妻として夫を支え続けます。
姑が息子を想う気持ち、妻が旦那さまを想う気持ちの強さから、嫁姑の確執が生まれます。
そのお二人のやりとりが、同じ和歌山県人の私でも難しいと思う紀北の和歌山弁の素晴らしさに、役者の皆さまの演技は言うまでもなく、そういったところまで感動の連続でした。
エディット・ピアフから華岡青洲の妻まで演じられる大竹しのぶさんの振り幅の大きさ、そして何を演じられても大竹しのぶさんの世界に観客を引き込む演技力は、ため息が出ちゃうほど凄すぎます!!!
m(_ _)m
実は今回の演出をされたのが、2年前の大阪新歌舞伎座公演と、10月公演の脚本を手がけて下さいます齋藤雅文先生なんです。
齋藤先生の細やかな演出、音楽、そして幕開けのまるで切り絵のようなセットと照明、全てが素晴らしい舞台でした。
開演前にバッタリお逢いした大竹さんのマネージャーさんからはパンフレットを頂戴しました。
大竹さん、マネージャーさん、ありがとうございました。
大竹さん、千穐楽まで体調にお気をつけて頑張って下さいませ。
m(_ _)m